秋も深まり南砺の山々が黄葉に色づき始める頃、「生姜を収穫するよ!」と、南砺の逸品「ログログ ジンジャーシロップ」の生産者・坂井さんから連絡があり、農園を訪問しました。
坂井晋さんと智子さんはご夫婦で農園「ログログファーム」を経営され、できるだけ農薬や化学肥料を使わず有機質肥料や自然農薬を使い、人と環境にやさしい野菜と果樹を育てていらっしゃいます。
すくすく伸びた背丈の高い生姜の葉と茎の部分を引っ張ると、土の中から白く大きな生姜がたっぷり出てきました!10月下旬~11月にかけて収穫されるこの自家栽培の生姜を使って、坂井さんご夫婦はオリジナルのジンジャーシロップを作っています。
収穫した生姜をよく見ると、中央に1株だけ茶色い生姜があります。これは、植え付けの時に使われる種生姜なんだそうです。
「新生姜は出荷されるけど、種生姜は商品にならず捨てられるのが一般的。もったいないので、この種生姜を有効活用できないかなと考えたのが、ジンジャーシロップ商品化のきっかけです」と、奥さんの智子さんが教えてくれました。
無農薬の生姜と、体を冷やさないと言われるてんさい糖、レモングラスやシナモンなど数種のスパイスを加え煮詰めてシロップを作ります。できるだけ安心な材料をと、そのうちレモングラスも自家栽培するようになったそうです。ログログファームの肥沃な土で育ったレモングラスは市販のものより香りが高く、味わいも豊かになりました。
商品化した当初は、唐辛子も入った「辛口」だけだったのですが、坂井さんの娘さんやイベントで出会ったお子様連れのお母さんから「辛みの少ない、子供も飲めるシロップはありますか?」という声があり、お子様も安心して飲める唐辛子抜きの「甘口」を新たに開発。さらに、お料理にも使えるように唐辛子やスパイスが入っていない「プレーン」味も登場。プレーン味は、きんぴらなどの料理に使うと味わいがUPしておススメです。
☆☆ 坂井さんに聞いたジンジャーシロップお薦めの飲み方 ☆☆
*冬は、お湯割りで柚子を加えるのがお薦め!夏は、炭酸とレモンの相性が抜群!
*紅茶やココア、甘酒にいれると味のアクセントになって美味♪
*大人の方には、ビールにジンジャーシロップを入れて「シャンディーガフ」風に。ジンジャーエールよりも味がしっかりして、スパイシーになります◎
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